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Aplikoカスタマイズ事例のご紹介(「PowerCMS」アプリ編)

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約2週間前の2017年10月25日、当社はPowerCMS のドキュメントの検索、閲覧、最新情報の入手が簡単に行えるウェブ制作者向けスマートフォン、タブレット向けアプリ「PowerCMS」をリリースいたしました。
PowerCMSアプリイメージ

このアプリはAplikoのシステムを使いつつ、ドキュメントの閲覧に適したアプリとなるようカスタマイズを行いました。本稿では、どのようなカスタマイズを行ったかについて少しご紹介したいと思います。

ネットワーク接続なしに利用できるよう、データベース技術を使用

Aplikoの「サイト・リーダー」テーマでは、記事の一覧画面ではJSONファイルを、記事詳細画面ではWebView用にカスタマイズしたHTMLを都度サーバーから取得して表示しています。

一方この度作成したPowerCMSアプリでは、下記3点の理由からデータを端末内に蓄積して表示した方がアプリユーザーの利便性向上につながるのではないかと考え、標準テーマを元にカスタマイズを実施しました。

  • ネットワーク接続がない場合でもアプリの利用ができる
  • 都度サーバーからデータを取得するよりも高速に表示・検索ができる
  • 事前に全データを取得しておくと、例えばテンプレートタグ一覧画面でタグの頭文字を選択してジャンプができる
    画面キャプチャ:iOS版PowerCMSアプリのテンプレートタグリファレンス画面

データベースは、モバイルアプリ向けのデータベースソリューション「Realm(レルム)」を採用しました。classでデータベースの構造を定義し、PowerCMSのインデックステンプレートで出力したドキュメントデータ(ブログ毎に全記事を出力)を読み込んで端末内に保存します。通信環境や端末の性能よって異なりますが、iOS版であれば約10秒前後で1,500件ほどのドキュメントデータをダウンロードして保存できます。これにより、都度サーバーへのアクセスを行う事なく一覧画面・詳細画面の表示が可能となりました。

プッシュ通知などの機能は標準のApliko同様に利用可能

アプリ側はカスタマイズを行いましたが、主にサーバーサイド(Movable Type・PowerCMS管理画面)の機能はApliko標準機能をほぼそのまま利用しています。そのため、セキュリティ・アップデートなどの重要な情報を随時ユーザー様へお届けできるようになっています。
画面キャプチャ:デバイス一覧画面

また、アクティビティ機能によりよく閲覧されているドキュメント情報等も確認でき、ドキュメントの充実等に役立てていきたいと考えています。

コンテンツに合わせてアプリのカスタマイズを承ります

このように、当社ではAplikoの機能を利用しつつ、PowerCMS・Movable Typeをご利用の企業様がお持ちのデータ・コンテンツに合わせてアプリのカスタマイズも行っております。ご興味のある方は是非お問い合わせフォームよりご連絡ください。

また、PowerCMSアプリはどなたでも無料でご利用頂けますので、是非お手持ちの端末にインストールして動作を確認頂ければと思います。