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PowerCMS / Movable Typeからプッシュ通知を送信しユーザーの再訪を促そう

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サイトへ訪問してきたユーザーに再訪を促す方法として広告との連携、RSS、メールマガジンの配信等があるでしょう。ただ、RSSは私のような技術者界隈では利用されている感がありますが広く一般に使われているかと言えば否定的な印象がありますし、メールマガジンもメールアドレスを登録するハードルがあるでしょう。そこで、Movable Type / PowerCMSで運用中のウェブサイトを10分でアプリ化する「Apliko」を利用してアプリを提供し「プッシュ通知」を送信することを提案したいと思います。

ちなみに、iOSにもPWA(Progressive Web Apps)の足音が聞こえてきていますが、ご存知の通りアプリは長きに渡って使われてきており技術的にも安定していますし、ユーザーもアプリの操作には慣れているでしょうから、アプリが突然なくなるということはないのではと考えます。もちろん、新技術のリサーチは続けてまいります。

閑話休題。「プッシュ通知の送信 | Aplikoドキュメント」でも一通り解説してありますが、本稿では実際に運用しているPowerCMSサイトの環境を利用しより実践的な画面を提示しながらプッシュ通知送信の流れをご紹介したいと思います。

PowerCMSでの操作

Aplikoを導入することでPowerCMS上からアプリに向けてプッシュ通知を配信できるようになります。AplikoはMovable Typeにも対応していますので、PowerCMSを導入していない普通のMovable Typeでもご利用頂けます。

サイドバーのメニューからデバイス一覧を呼び出すと、アプリを利用しているデバイスが一覧表示されます。ここから興味・関心やOSで端末を絞りこんでプッシュ通知を送信することができます。今回はテストですので私のiPhoneに送信してみます。端末IDは途中までの表示ですし、恥ずかしい内容もありませんのでモザイクをかけずにキャプチャを提示します。
画面キャプチャ:PowerCMSに表示されたデバイス一覧

上の画面で端末を選択して「プッシュ通知の送信」ボタンをクリックすると、プッシュ通知の編集画面に移ります。PowerCMS / Movable Typeユーザー様にはおなじみの、タイトル・本文・カスタムフィールドで構成されたような画面ですので、あまり戸惑うことなくご利用頂けると思います。ここに通知のタイトル・本文・ユーザーに見てもらうURLを入力していきます。今回は『初期費用&移行費用無料!「PowerCMSクラウド移行キャンペーン」のご案内』を通知するものとして入力していきました。
画面キャプチャ:プッシュ通知送信内容の編集画面

タイトルやメッセージにはユーザーの目を惹き、タップしてもらえるような文言を端的に入力する必要があります。恐らく操作より文言を考える方が難しいのではないかと感じました。URL欄はPC等で閲覧する際のURL(記事アーカイブのURL)を入力すれば自動でアプリ用アーカイブのURLに変換されます。

PowerCMS / Movable Typeでの操作は以上で完了です。後はユーザーの元にプッシュ通知が届き、ユーザーがサイトを再訪して下さるのを待つのみです。PowerCMS / Movable Typeで記事を公開しアプリに向けてプッシュ通知を送信する作業がワンストップで行えるのが大きな利点だと感じます。

iPhoneでプッシュ通知を受信

PowerCMS / Movable Typeでの操作から数分で以下のようにiPhoneに通知が届きます。なお、通知の表示形式はユーザーの設定によります。また、画面が青みを帯びているのは私が設定している背景画像が沖縄の空と海のためです。
画面キャプチャ:プッシュ通知をiPhoneで受信した画面

タイトル・メッセージともよい感じで表示されました。このバナーをタップするとPowerCMSアプリが起動してプッシュ通知の編集画面で指定したURLが表示され、ユーザーは「PowerCMSクラウド移行キャンペーン」の具体的な情報を即座に入手することができます。
画面キャプチャ:プッシュ通知で通知されたURLをアプリで開いた画面

管理画面で配信結果を確認

通知を送信したら、どのぐらい配信が成功しどのぐらい反応されたか(URLが開かれたか)知りたいですよね。もちろんAplikoではプッシュ通知の編集画面・一覧画面でプッシュ通知毎の配信結果を確認することが可能です。今回は私の端末のみに配信しましたので配信数は1となります。
画面キャプチャ:プッシュ通知の配信結果表示

まとめ

このように、Aplikoをご利用頂くことで簡単にプッシュ通知の配信環境を整え、ユーザーの再訪を促す手段を一つ増やすことが可能となります。また、アプリを継続的にご利用頂くきっかけにもなるのではないでしょうか。興味を持たれたお客様はぜひお申し込み・お問い合わせいただければと思います。